土地が高く売れる時期は?売却しやすい土地の特徴は?

所有している土地を売却する場合、少しでも高く売却したいと思うのは当然でしょう。 では、土地を売却する際に、高い価格がつきやすい時期や売却しやすい土地の特徴はあるのでしょうか? 土地の売却を検討されている方は、気になるところだと思います。
そこで今回は、土地が売れる時期や売却しやすい土地の特徴などについてご紹介します。







土地が高く売れる時期はあるの?

不動産には繁忙期があり、入学などを控えた新年度前の時期はマイホームの購入や、住み替えを検討する方が増えます。 特に目立つのが、4月からお子さんが入園や入学をするというファミリー層。 新しい環境で、親子が伸び伸び暮らせる理想のマイホームを実現するために、注文住宅を建築するための土地購入を検討する方や、 ファミリー層向けの住宅を建築するために、土地を探している建売業者などが、新年度の入居に向けて動き出す時期は需要が高まります。

そのため、春先(1月~3月)や秋口(9月~11月)は土地が高く売れやすい時期と言われています。 また、大学や大きな企業が集まるエリアでは、新年度に向けて集合住宅の需要が高まるので、賃貸アパートなどの用地として比較的広めの土地が高く売れる可能性がある時期です。

また、年間での動きではありませんが、2020年の東京オリンピックに向けて、これからしばらくの間、売りやすい状況が続くと考えられます。 特に投資家なども多い都心での動きは活発なので、売却を考えている方はオリンピックまでのタイミングがチャンスかもしれません。

繁忙期以外でも新しい施設ができる、新駅ができるなど、インフラが整備されるタイミングで需要が高まり、価格もアップするエリアがあります。 年間での時期とひとくくりにするのではなく、外的な要因も踏まえて土地が売れる時期を見定めていきましょう。




売却しやすい土地の特徴

安定した売却が見込まれる整形地
土地にはさまざまな形がありますが、四角い整形地は建物を建築しやすく、安定した需要があります。 旗のような形から「旗竿(はたざお)地」と呼ばれている土地や、L字型の土地など変わった形の土地は購入しやすい価格設定となっています。 ですが、その分売却時には売りにくく、売却価格も期待通りとは進まないことの方が多いようです。

ただし、「旗竿(はたざお)地」などは建物が建つスペースが奥まっているので、プライバシーを重視したい方には需要があります。 整形地でない場合もニーズが全くないわけではないので、不動産会社と相談しながら販売活動を続けていくといいでしょう。



広すぎず狭すぎず、適度な広さの土地
広すぎてもその分土地の価格が上昇するので、購入できる層は限られてしまいます。 また、住宅が建てられないような狭小地も、なかなか買い手がつかない土地の1つです。 住宅が建築しやすいという点から考えても、適度な広さの土地であれば需要が高くなります。 そのエリアで住宅購入を考えている人が見つかったら、すぐにでも売却できるでしょう。

広い土地や狭い土地は、適度な広さの土地に比べると売却が難しいのは事実ですが、広すぎる場合は不動産会社に買い取ってもらうという対処法もあります。 また、狭小地は隣地に売却するほか、駐輪場にして運用したり、住宅建築以外で活用したりするケースもあります



快適な環境
「人気の南向き。角地の物件!」。 これらの記載がある広告を見て、土地の購入を決断したという方も多いようです。 南向きの土地は洗濯物が乾きやすく、良好な風通しも期待できます。 角地であれば、片側にしか隣家がないので採光性が高いのもポイントです。 特に南西角地、南東角地は採光を取り込みやすい立地なので、いつの時代でもニーズは高いです。




おわりに

今回は、土地が売れる時期や売却しやすい土地の特徴などについてご紹介しました。 いずれもさまざまな条件と組み合わせたり目線を変えたりすることで、売れやすさや魅力の大きさが変わってくることもあります。 土地を売却する場合は、成功事例を多く持つ不動産会社に相談し、スムーズで納得できる売却へつなげましょう。

(平成29年6月)





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