建売住宅とは?購入までの流れとメリット・デメリットをご紹介

一戸建てを購入する場合、建売住宅という選択肢があります。 そもそも、建売住宅とはなにか、注文住宅とはどこが違うのか?という方もいるでしょう。
そこで今回は、建売住宅とはなにか、購入する際の流れやメリット・デメリットをご紹介します。







建売住宅とは?

建売住宅は土地と住宅がセットで販売されている不動産のことです。 分譲住宅とも呼ばれることがあります。一般的には、売主が決めた間取りや設備で建築されたものを購入します。
一方、建売住宅とよく比較される注文住宅とは、用意した土地に理想の住まいを自由に設計して建築する不動産のことです。 注文というだけあって、間取りや設備も選択自由ですが、その分時間や費用がかかることもあります。

このように、建売住宅と注文住宅では土地の有無や住宅の自由度などその内容は異なります。 しかし、最近の住宅購入のニーズに合わせて、建売住宅でありながらも着工前の物件を購入してもらい、プランの変更希望を取り入れながら完成させるケースも増えてきています。



購入までの流れ

1.条件の優先順位を明確にする

ご家族でどんな条件の家に住みたいかを話し合い、条件の優先順位を決めておきます。 残念ながら、すべての条件を満たす住宅はないことがほとんどです。 「これは絶対に譲れない」「これは無理であれば優先しなくていい」と条件の優先順位を明確にしておくことで、物件を決める際に迷いがなくて済みます。



2.インターネットで情報収集

条件の優先順位が決まったら、インターネットで物件検索をしてみましょう。 情報収集をすることで、物件の有無や希望エリアの相場なども見えてきます。 不動産会社へ連絡する前に、最低限の知識を得ることができ、より現実的に購入を検討することができるでしょう。



3.不動産会社へ連絡する

実際に不動産会社に連絡し、数ある建売住宅の中から条件に合った物件を紹介してもらいましょう。 インターネットでも物件は探せますが、不動産会社ではネット上で公開されていない未公開物件を紹介してもらえることがあります。 より希望条件に近い物件と出会えることもあるため、購入を決定する前に必ず不動産会社に相談するようにしましょう。



4.物件の見学、比較検討

その後は、実際の物件を見学、比較検討し、購入する物件を決定します。 見学の際はデジカメやメジャー、方位磁針などを用意しておき、間取り図のコピーに部屋の詳細をメモするようにすると、家に持ち帰ってからの比較検討が捗ります。 また、スリッパも念のため持参すると良いでしょう。周辺環境も合わせてチェックしておくことがポイントです。



5.建売住宅を購入

重要事項説明を受け、内容に納得したら売買契約を締結。 最後は鍵をもらって引き渡し・引っ越し・入居となります。 注文住宅とは異なり、間取りやデザインについての細かな打ち合わせは必要ありません。



メリット・デメリットを知っておく

建売住宅のメリットとして代表的なのは、同エリアの注文住宅と比較して、価格が抑えめであるということです。 しかし、安いから質が悪いというわけではありません。ハウスメーカーが建材を大量に仕入れているために、単価が抑えられているのが理由です。

新築の建売住宅では、最新の設備が備わっているというのも建売住宅のメリットの1つ。 ハウスメーカーは日々情報を仕入れていたり、今までのお客さまの声を新しく建築する建売住宅に反映させたりしています。 間取りが決まっているものを販売するという性質から、多くの人に好まれる間取りが取り入れられ、使い勝手の良い、ノウハウの詰まった住宅に出会えるチャンスがあるというわけです。

また、注文住宅と比較すると工期が短く明確なため、入居時期を先に決めている方にもおすすめです。 完成済みの物件であれば、実際の建物を見ることで生活をイメージしやすいのもメリットといえます。

一方デメリットとしては、個性を重視しにくかったり、欲しかった設備が付いていなかったり、希望を実現できない可能性が挙げられます。 妥協点をどこにするのかなど、事前にご家族で話し合っておくとスムーズな物件選びにつながるでしょう。



おわりに

今回は、建売住宅とはなにか、購入する際の流れやメリット・デメリットをご紹介しました。
建売住宅にもメリット・デメリットはもちろんありますが、不安なことは不動産会社に相談することが大切です。 また、完工前であれば、壁紙・床・扉・浴室の浴槽の色などを選べるプランがある建売住宅もあります。 これらを念頭に置いて、ご家族が満足できるマイホームを探してみると良いでしょう。

(平成29年4月)




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